股関節に関わる筋肉の数
股関節に関わる筋肉は22本あります。
22というのは、一つの関節に関わる筋肉の数では多い方ですが、
なぜ多くの筋肉が関連するのでしょうか?
それは体重を支えながらも、様々な動きをこなす関節だからです。
片脚で立つと股関節には体重の2~3倍の負担がかかるといわれています。
人は歩くときに短い時間ですが片脚で身体を支えなければなりません。
その負担を軽減するために数多くの筋肉に覆われています。
そして股関節は関節自体の構造上、動く範囲が広く、様々な方向に動くため
関わる筋肉の数が多くなります。
マリオネットで例えるなら、紐が筋肉で、木製の身体は骨。
紐を引けば手を挙げるし、ゆるめれば下げます。
大小、長短いろいろな種類の筋肉が、様々な方向から関わることで
関節はより複雑で細かい動きが出来るわけです。
股関節はたくさんの筋肉によって安定と自由を得ているのです。