筋肉の記憶
股関節の痛みが強くでている時期は、筋トレを中止していただくことがあります。
状態の悪い筋肉に負荷をかけることで、より筋肉は緊張し、痛みも増すからです。
風邪や疲労など体調がすぐれない時は身体を休めるように、
筋肉が病気の状態であれば休息が必要です。
筋トレよりも、ほぐす(ストレッチ)ことが大切です。
トレーニングを止めれば、徐々に筋力が減っていきます。
身体を動かすことが好きな方や、習慣的にトレーニングを行っていた方にとって
筋肉が弱くなってしまうのは辛いことでしょう。
不安になり、ストレスを感じることも多いと思います。
てすが、失った筋肉は取り戻せます。
一度鍛えられた筋肉はトレーニングを再開すれば、
(短期間で)元に戻りやすいという特徴を持つようになります。
この仕組みを『マッスルメモリー』と呼びます。
長期間トレーニングを休んで衰えてしまっても、筋肉が以前の身体を覚えていたかのように復元していくのです。
例えるなら自転車の乗り方を忘れないようなものでしょうか。
しばらく自転車に乗らない時期があっても、
すぐに感覚を取り戻して乗れるようになります。
トレーニングの効果は、長期間持続します。
いままでのトレーニングが無駄になることはありません。
身体に貯筋されているのです。
ですから痛みが強い時期は安心して休んでいただきたいのです。