顎関節症の3つのサイン
顎関節症には代表的な症状が3つ挙げられます。
3大兆候
①開けよう、嚙もうとしたときに痛みがある。
②大きく口を開けられない。
③口の開け閉めで音がする。
この3つのサインのうち1つでも当てはまるなら顎関節症が疑われます。
ただし①痛みや②開けにくさがあったとしても、原因が顎関節症以外の病気の可能性も
あります。
例えば腫れを伴うようなら『噛み違え』による顎関節の捻挫かもしれません。
親知らずの炎症ということもあり得ます。
そして③音があったとしても、口がちゃんと開くし、痛みもないようなら、治療の対象にはなりません。
これは首を回したり、肩を動かして音が出るという状況と同じです。
音を消すためには手術が必要ですが、一般的には音だけなら手術すべきではなく、
治療の必要もないとされています。
ちなみに人口の20%近くの人が顎関節で音が鳴る症状を持っています。
3大兆候のうち1つ以上の症状が続いており、他の病気を否定したときに
顎関節症と診断するわけです。
痛みや口の開けにくさが一時的だったり、音だけで他の症状がなければ
治療の必要はないかもしれません。
顎関節や顎を動かす筋肉の痛み、あるいは口の開けにくさで、実際に治療が必要になる人は
症状を自覚した人の中の5%程度とも言われています。