3つの殿筋
「大殿筋」、「中殿筋」、「小殿筋」
この3つの筋肉は浅層から深層まで三層構造になっています。
浅層には大殿筋、中間層には中殿筋、深層には小殿筋があり、
それぞれ股関節に対する役割が違ってきます。
身体の奥深く、関節の近くに位置する小殿筋はインナーマッスルであり、
関節を固定し、安定させます。
これに対し表層にある大殿筋はアウターマッスルであり大きな力を出して、
関節の動きを作ります。
小殿筋が関節を固定できないと、大殿筋だけが頑張って働いても、
うまく関節を動かせません。
インナーマッスルとアウターマッスルの調和のとれた連動が不可欠です。
股関節痛で苦しんでいる方の多くは、この3つの殿筋が硬くなっています。
とくに小殿筋は股関節の近くにあり痛みの原因筋の可能性が高いと考えています。
深層にあるこの筋肉をほぐすには、表層の筋肉を押しつつ、さらに奥深く圧を入れていくのですが、それには指の力だけでは足りません。
肘を使って深層まで、股関節の近くまで刺激を入れて治療を行っています。
是非とも深圧を受けていただき、硬くなった筋肉をほぐすことにより、
どのような変化が起きるのかを体験していただきたいです。