「開脚べたー」はNG!
来週は札幌出張中のため、ブログは休ませて頂きます。
毎年、大ヒットする健康本が必ずと言ってよいほど出版されています。
去年は「開脚べたー」でした。
誰でも〇日で嘘のように足が開きます!
と言うような副題がついているものですから、
これは惹かれてしまいます。
しかし、これは出版社が本が売れるようにするために書いたトリックです。
「誰でも」
の分けはないのです。
「誰でも」のまえに「健康な体を持っている方なら」と言う一文を付け加えれば、正解なのだと思います。
つまり「股関節症」と診断された方には、少し負荷が強すぎる運動になります。
股関節症の方は股関節の動く範囲が狭くなってきている方が多いですから、
上記のようなタイトルを付けられてしまうと、思わず
「私も!!」
と、本を手に取ってしまいます。
実際、当院には、この本を買った後に股関節の痛みが強まり来院された方が複数いらっしゃいます。
なかなかテレビや雑誌、本と言うメディアは選択が難しいもので、
その運動が100人中100人に良いものなど、ありません。
どれが自分にあった運動で、
どれは合わないのか。
この選択は難しいところです。
色々と試してみる事には賛成です。
でも、運動中・運動後・翌日の調子をみて、少しでも頭の中に
「?」
がつくような運動は、すぐに中止することをお勧めします。
逆に調子が良くなる運動は、ドンドンやるべきでしょう。
新しい運動を始める時には、慎重に、自分の体と会話をしながら、おこなってみて下さい。
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股関節の不安を一緒に取り除きましょう。