大腿筋膜張筋が固い原因は?
先月のブログの中で歩幅を広げるために大腿筋膜張筋をほぐそう。
と言う内容を書きました。
当院で股関節症の方の大腿筋膜張筋を触っていると、かなりの確率で凝り固まっています。
しかも、かなりの硬さです。
これでは、筋肉が伸びないので歩いている時も足が後ろに伸びません。
なぜ大腿筋膜張筋は高頻度で硬くなってしまうのでしょう?
以前のブログで、お尻の筋肉が固くなってしまう理由として、不活性をあげました。
つまり、お尻の筋肉を使っていない事で固くなっていると言う事です。
大腿筋膜張筋は、この逆です。
使い過ぎの疲労が原因で固くなっているケースが、ほとんどです。
股関節周りの重要な筋肉として、このブログでの登場回数が多い
「腸腰筋」
と
「お尻の筋肉」
が挙げられます。
この2つの筋肉、あるいは、どちらか片方の筋肉の力が十分に発揮できない状態になった時に、代わりに頑張ってしまうのが、
「大腿筋膜張筋」です。
大腿筋膜張筋が凝り固まっている、と言う方は腸腰筋か、お尻の筋肉が一時的に病気になっていると考えて良いでしょう。
その場合は、大腿筋膜張筋の硬さは二次的なもので、根本の原因ではないので、
大腿筋膜張筋をほぐすだけでは不十分です。
それと併せて、お尻の筋肉をほぐしたり、腸腰筋をストレッチしたりする必要があります。
根本の原因が良くなってしまえば、大腿筋膜張筋のコリは、勝手に良くなってきます。
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股関節の不安を一緒に取り除きましょう。