痛みの原因は、痛いところとは限らない!
来週月曜日は仙台出張中のため、ブログを休ませていただきます。
次回のブログは2月4日を予定しています。
宜しくお願いします。
例えば、股関節の前側(ソケイ部)が痛いとしましょう。
痛みのあるソケイ部を、ボールやストレッチでほぐしたり、
ソケイ部が伸びるようにストレッチをしたりする事は症状を緩和させるために良い事です。
しかし、これらをおこなっても効果を感じらえず、なかなかよくならない事もあります。
そんな時は逆転の発想を利用します。
ソケイ部の反対側はお尻のほっぺです。
お尻のほっぺをほぐしたり、ストレッチするとよくなるケースがあります。
特に、この時は、お尻のほっぺの下半分をほぐすと効果が出やすくなります。
そこに何があるかと言うと、
「深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)」
と言う6つの細かい筋肉の集合体があります。
深層外旋六筋の位置は股関節の真裏にあります。
この筋肉が固くなると股関節の丸い頭の部分(大腿骨頭)を前に押し出します。
すると、大腿骨頭の前側にあるソケイ部の筋肉が股関節と皮膚や脂肪の間で圧迫を受けます。
その結果、ソケイ部に痛みが発生している事があります。
この場合は、いくら股関節の前側をほぐしても、根本解決にならないので、よくなりません。
おおもとの原因はお尻のほっぺの下半分ですから。
つまり深層外旋六筋の固さを、ほぐして取り除くことで、股関節の前側の痛みが取れると言う事です。
自分が痛いと感じているところと反対にあたる位置をほぐす事も、症状改善の手段となりますので、
覚えておいてください。
他にも、股関節の外側が痛い時に、内股の筋肉をほぐすと外側の痛みが取れることもあります。
是非、試してみて下さい。
過去のブログは下記リンクをクリックしてください。
過去ブログ←ここをクリック
股関節の不安を一緒に取り除きましょう。