腸腰筋は腰の痛みを引き起こす⁉
腸腰筋の硬さは股関節だけに限らず、腰痛の原因にもなります。
長い時間座りっぱなし等の生活習慣により股関節の前側の筋肉が縮こまった状態が続くと、
この腸腰筋が硬くなってしまいます。
腸腰筋は、腸骨筋と大腰筋と小腰筋という3つの筋肉の総称です。
腸骨筋は、腸骨窩という骨盤の内側から、大腿骨の小転子(太ももの付け根)についています。
大腰筋は、第12胸椎から第5腰椎から、大腿骨の小転子(太ももの付け根)についています。
小腰筋は、第12胸椎と第1腰椎から、恥骨隆起についています。
大腰筋・小腰筋は腰椎から起こるため、この筋肉が縮んだまま強張ると、腰椎が前方に引っ張られてしまい反り腰状態になります。
仰向けで寝ると腰が痛くなる方、腰が浮いていませんか?
仰向けで寝た時や壁に背中をつけた時に、腰の後ろに手を入れてみて、
「手のひら一枚分の隙間があるかどうか」が反り腰の目安になります。
それ以上に隙間が大きい場合、例えば拳が入るほど腰が浮いてしまうなんて場合は、かなり反りが強いですから腰だけでなく背中にも影響が出ていないか心配になります。
当てはまる方は腸腰筋が硬くなっている可能性がありますからストレッチをしてみてください。
まずは安全で簡単な腸腰筋のストレッチ法をご紹介します。
上の図のようにベッドの端に仰向けで寝て、ストレッチしたい脚をベッドから垂らします。
このとき反対側の脚は、膝を立てておきます。
ベッドから脚を垂らすと、重力によって腸腰筋がストレッチされます。
股関節前面のソケイ部が伸びていればOKです。
今回ご紹介したストレッチは股関節に痛みがある方でも行いやすいストレッチ法ですが、
強い痛みを感じたり、ストレッチ後に調子が悪くなるようでしたら中止してください。
決して無理することなく、できることを自分のペースで続けていきましょう。
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