筋肉の役割分担
私たちが普段何気なく行っている動作は、筋肉がただやみくもに力を発揮しているわけではなく、
複雑な役割分担を行うことで成り立っています。
その動作の中心となる筋肉を【主動筋】
主動筋を補助する筋肉を【協働筋】
主動筋が起こす動作と逆に動く筋肉を【拮抗筋】といいます。
例えば、足を挙げるという動作では、腸腰筋が主動筋となって働きます。
補助筋は、大腿直筋、大腿筋膜張筋、縫工筋、恥骨筋
拮抗筋は、大殿筋、大腿二頭筋です。
単純に足を挙げるだけでも、意外と多くの筋肉が使われていると思いませんか?
さらに、ズボンを履く、階段をのぼるといった動作では、反対の脚や上半身の筋肉も使わないとならない
ので関与する筋肉は増えていきます。
このように1つの動きに対して数多くの筋肉が使われていますが、
では、この中に硬い筋肉があった場合どうなるのでしょう。
硬くて伸縮しにくい筋肉では能力を発揮できませんから、その動作を行う事は難しくなります。
ですが、私たちの身体は本当によくできており十分に役割を果たせない筋肉に変わって、
周囲の筋肉たちがカバーし合い、なんとか動作を完成させようと試みます。
しかし、その動作は通常時に比べれば非効率で、いろんなところに負担を掛けてしまいます。
1人分の仕事をみんなで少しずつ肩代わりしている状況です。
自身の仕事をこなしつつ、慣れないことにも対応しないといけません。
そんな状況が続くと、カバーしていた筋肉も硬くなっていき、やがて痛みを起こしてしまいます。
痛いところが日によって変化する要因の一つとして、このような事が考えられます。
たくさんの筋肉が役割を担い協調して働くことで、私たちの身体は動いています。
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