湿邪について
みなさん、こんにちは、澁谷です。
5月が終わり、梅雨の季節がやってきます。
この時期は身体の重さやだるさを感じたり、食欲がなくなったり、
体調がスッキリしないことが多くなりますよね。
湿度の高い環境では、しっかりと汗をかくことができず、
体内に余分な水分や老廃物が溜まり、血行が悪くなってしまいます。
このような身体に不調を引き起こす湿気を東洋医学では「湿邪」といいます。
湿邪は特に胃腸系に悪影響を及ぼして、食欲不振や下痢、軟便を引き起こし、むくみも出てきます。
湿は沈む性質があるので、むくみは足に出やすいのですが、その他の部位にも現れます。
頭がむくんでしまうと圧迫されて頭痛が出ますし、神経痛や関節痛にも悪影響を及ぼすので非常に厄介です。
では、そんな湿邪をどうやって退けるか
ポイントは余分な水分を上手に排出することです。
1:水分は取り過ぎないこと(とくに冷たい飲み物は胃腸の働きを弱めます)
2:余分な水分を溜めやすくする塩分を摂り過ぎないこと
3:水分や塩分を排出するカリウムを摂取すること(野菜や果物に多く含まれます)
4:入浴して汗をかくこと
他には、汗をかくために辛いものを少し摂るのもいいですね。
季節や自分の体調に合わせて摂るものを選んで、上手に梅雨の時期を過ごしていきましょう。