足の裏と股関節
足の裏は、立位や歩行時において常に地面と接するパーツですから、状態や環境を察知する
重要なセンサーが多く分布しています。
このセンサーで触れている地面の状態を把握したり、姿勢や平衡バランスを感じ取ったりします。
デコボコ道なら足が引っかかって転ばないように注意して歩きますし、滑りやすい床なら滑らないように
慎重に歩くようにします。
足の裏には多くのセンサーがあって、地面の状態や傾きなどの情報を脳に伝えてくれます。
その情報を脳が処理して、意識せずに身体を制御しています。
足裏センサーの機能が低下すると、足元の情報が入りにくくなり、立位や歩行時の身体の傾きの
原因になることがあります。
そして身体の傾きを真っ直ぐにしようと股関節周囲に負担がかかり、股関節の痛みや硬さが
増すことにもなります。
股関節周囲の組織が硬くなると、足裏センサーからの情報がさらに伝わりにくくなり、
身体の安定性が低下するというような負のスパイラル起こります。
魚の目やタコ、巻き爪、外反母趾などで歩き方が変わったことで股関節周囲の組織にも変化が現れます。
足の裏の状態が股関節に与える影響は大きいのです。