冷える理由
身体が冷える理由は3つあります。
第一に、身体の中で熱を作れないという場合です。
前回のブログで書いた通り、体内で熱を産み出すのは代謝です。
代謝を良くすることで、よりたくさんの熱を発することできます。
基礎代謝のうち約25%を占めるのが筋肉ですが、筋肉量が少なかったり、筋肉の質が低下していると産み出せる熱が少なくなります。
次に、熱が全身に届かない場合ですが、この原因は自律神経の乱れにあります。
熱は血液によって全身に運ばれるのですが、自律神経のバランスが崩れると、血流が滞り全身に熱を送ることが難しくなってしまいます。
これはストレスなどの心因性によるものだったり、室内と屋外を出入りして、血管が収縮と拡張を頻繁に繰り返すことでも起こります。
3つ目は、体内の熱が逃げやすい場合です。
これは水分の調整が上手くできないことが原因です。
例えばいまのような暑い時期は、意識して水分を摂ることが多いと思いますが、このときに汗をかいたり、排尿したりして水分をしっかりと排出しなくてはなりません。
しかし血流が悪くて身体が冷えていると、汗をかかず、水分が身体の外に排出されないために、不要な水分が溜まり、さらに冷えやすくなってしまうわけです。
冷えに対して有効なのは適度な運動だと言われますが、筋肉をほぐすことも有効な手段の1つです。
筋肉をほぐすことで、筋肉の質が良くなり、代謝が上がって熱が発生しやすくなります。
血流循環が改善して、余分な水分が流れて、熱を身体の隅々まで運ぶことができるようになります。
冷えは万病のもとと言われます。
冷えがひどくなると、疲労感、不眠、食欲不振、肩こり、偏頭痛など様々な不調が起こります。
まずは筋肉をほぐすことから始めてみましょう。
*来週は都合により、ブログをお休みいたします。
次回の更新は、9月10日の予定です。