安全なストレッチ法

ストレッチ法には、関節を動かす方法と、関節を動かさない方法があります。

一般的にストレッチといえば、股関節を動かしながら筋肉を伸ばすもので、これは主に股関節が正常な方が行うストレッチ法です。

しかし、股関節痛という異常があるならば、原因が何であれ股関節は動かさないほうが安全です。

無理に筋肉を伸ばそうとして脚を開いたりすると、股関節痛が悪化することも考えられるので気を付けなければなりません。

痛みを発している筋肉の硬い部分は、直接ほぐすほうが効果的です。

股関節を動かさないストレッチ法こそ股関節痛があるときの安全なストレッチ法であり、股関節痛を軽減させることに有効な方法だといえます。

床に硬式のテニスボールを置いて、その上に痛みのあるお尻を乗せてほぐすのは、非常に安全なストレッチ法です。

皆さんが思い浮かべるストレッチ法とは違うと思いますが、硬くなった筋線維を直接ストレッチできるので、直接ストレッチ法と呼ばれています。

この方法を行うときのポイントは、息を吐きながらできる限り筋肉の力を抜くことです。

ボールに乗る時間が長過ぎると「揉み返し」が起きる場合があるので、初めは一回3～５分くらいを毎日繰り返しましょう。

刺激に慣れてきたら徐々に時間を長くしたり、セット数を増やして調整していくと良いでしょう。

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