骨格筋
筋肉は筋線維とよばれる細い線維の集まりでできています。
筋繊維の種類によって、筋肉は骨格筋、平滑筋、心筋の3つに分けられます。
骨格筋は、腕や足の筋肉、腹筋、背筋、殿筋などです。
自分の意志によって制御することができるため随意筋(ずいいきん)と呼ばれます。
平滑筋は内臓や血管の壁にある筋肉で、臓器を動かしたり、血管を伸び縮みさせたりしています。
不随意筋(ふずいいきん)といって、 自分の意思では動かしたり、止めたりすることはできません。
心筋も不随意筋であり、自分の意思とは関係なく規則正しく働き続けます。
この中で、私たちが普段“筋肉”と呼んでいるのが骨格筋です。
体重の40%を占め、その数は400種に及びます。
骨格筋は、両端が丈夫な腱になっていて、骨と骨をつないでいます。
筋肉が縮むと片方の骨が支えとなり、もう片方の骨が動きます。
このようにして骨格に動きを与え、身体の運動や姿勢保持をしています。
筋肉は、その収縮によって張力を発生させて、運動や姿勢の保持をしているのですが、
この働きは筋肉が硬くなるとどうなるでしょうか?
筋肉が十分に収縮するには、筋肉が柔らかい状態でなければなりません。
縮み固まっている筋肉では、それ以上収縮できないので力が起こせないのです。
こうなると思い通りに動かすことが難しくなります。
上がらなくなったり、力が入らなくなったり、自分で制御できない状態になってしまいます。
以前のように歩けなくなったのは、筋肉が無くなったわけでも、弱くなったからでもありません。
持っている力を発揮できないところまで、筋肉のコンディションが悪化しているからです。
ですから、筋肉をよく伸び縮みする柔らかい状態にするために、ほぐしてあげてください。
まずはテニスボールでコロコロしてみましょう。
それで少しでも良い変化があれば続けてください。
最初はほんの少しの変化でも、ほぐれていくことで変わってきます!