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鼠径部は悩みの種⁉ <腸腰筋> - ④ –

もうすぐ、花粉症の方には厳しい季節がやってきますね。

個人的には、今年はすでに先月から目のかゆみが始まっています。

こんなものに敏感に反応しなくてもよいのですが…困ったものです。

 

今回は、前回から引き続き、歩行時における「腸腰筋」の影響について触れたいと思います。

前回は、主に「腸腰筋」の柔軟性に焦点を当てました。

今回は、 “「腸腰筋」の力” に焦点を当て、歩行をみてみたいと思います。

「腸腰筋」の力としての働きは、股関節を曲げる(屈曲)ことです。

つまり、腿を引き上げる時、一番働きます。

このような筋肉を、 “主動作筋(しゅどうさきん)” といいます。

歩行時では、いつ「腸腰筋」が働くでしょうか。

それは、足に一番体重が乗り、つま先で地面を蹴った後、脚を前に出す時 ⇒ この役目を、「腸腰筋」

 が行っています。

しかし、走る時と違い、通常の歩行では脚を高く上げて歩くわけではないので、それ程大きな力は必要

 としないのですが、股関節症で関節に炎症が起こると、関節包や靭帯組織が肥厚し硬くなります。

また、「腸腰筋」も炎症の影響を受け、柔軟性をなくし必要な力を十分に発揮できなくなります。

そうなると、歩行時に鼠径部の強張り感や、突っ張り感がどうしても出てきて、「腸腰筋」だけでは、

 脚をうまく前に出せなくなってしまいます。

さあどうするか・・・

筋肉には必ず、メインの働きを補助的に助けてくれるサポート役が存在します。

股関節の屈曲という運動の場合、脚を曲げる一番の働きは、「腸腰筋」が行いますが、その動きを

 サポートするのが、「大腿直筋」や「縫工筋」、「大腿筋膜張筋」などの筋肉です。

そう、通常サポート役の筋を出来るだけ使って、「腸腰筋」の働きを補うのです。

よって、これらの筋には、本来の役割以上に歩行の中での負担が増えることになります。

(特に、「大腿直筋」には、負担がかかります。)

「腸腰筋」の働きの程度いかんでは、これらの筋がメインで働かなければいけない事態にもなります。

本来の働き以上の働きをしていると、疲労がたまり筋自体が、硬くなってきます。

これらがまた、痛みの原因にもなります。

※青い点線のエリアで、硬さや強張り感を自覚されたり、痛みがよく見られます。

また、これらの筋は、“鼠径部” に関係している筋肉ですので、結果的に更なる “鼠径部” の違和感の

 一因になってしまします。

新たな『鼠径部の悩みの種』の発生です。

 

次回は、「大腿直筋」について触れたいと思います。