安全な筋トレ法
ストレッチと同様に、筋トレも股関節を動かさないで行う方法が安全です。
筋肉は、関節を動かさなくても収縮させることができますし、鍛えることもできます。
本や雑誌には、様々な筋トレ方法が載っていますが、その方法が股関節を動かしているかどうかで、
自分に合うかを判断しなくてはなりません。
様々な筋トレ法がテレビや雑誌で紹介された後には、股関節が悪化する方が多いのが現状です。
筋トレといえば、必ず股関節を動かさなければならないという考えは危険です。
関節を動かさないで筋肉を収縮させ、筋肉の持つ最大筋力を発揮させる方法を、等尺性収縮といいます。
筋トレと聞くと、疲れるまで身体を動かさなければ駄目だと考えてしまいますが、このような筋トレも効果的です。
例えば、立った状態から、正常なほうの足のももを上げて床から離します。
悪いほうの足で片足立ちをしている状態です。
股関節は動かしていませんが、悪いほうの足に全体重がかかり、その筋肉群は等尺性収縮を行って体重を
支えることになります。
両足を外側に開いて立った状態から重心を悪いほうの足にかけて立つ練習や、
悪いほうの足を前にして両足を前後に開いて立った状態で、重心を前側の脚にかけて立つ練習、
このような非常に地味な筋トレが股関節痛がある方にとっては安全で有効な筋トレになります。
股関節痛があるときに、股関節を動かす筋トレで痛みを無くそうとするのは基本的に間違いです。
筋トレの前提はあくまでも筋肉が柔らかくほぐれていることであり、硬く縮んでいる状態の筋肉で筋トレを行うと怪我をする可能性もあって危険です。
鍛える前に必要なのは、筋肉の状態を良くすることです。
その筋肉の柔らかさをもたらす方法が深圧などの直接ストレッチ法なのです。
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