炎症の山をのぼる
【お知らせ】
2020年4月、出張施術用の店舗として北海道・札幌に開院しました。
これからは毎月ル・サロン銀座よりスタッフが出張して施術を行います。
私は5月21日(木)~5月23日(土)に札幌店での出張施術に伺わせていただきます。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
ご予約はこちらより ☞札幌店ホームページ
2020年4月16日(木)~4月18日(土)の大阪出張施術の予約を受付中です。
ご予約希望の方はこちらをクリックしてください。 ☞ 大阪予約サイト
どうぞよろしくお願いいたします。
変形性股関節症は、股関節の炎症であり、経過は放物線を描きます。
炎症の山を越えれば、あとは良くなるだけですが、この炎症の山を登りきる過程には、つらい時期が存在します。
初めて股関節に痛みを感じた頃から始まる炎症前期(修復期)は、炎症のピークに向かい徐々に炎症が強くなる時期です。
この時期には、股関節内の炎症による痛みと、その炎症の影響による筋肉の痛みの両方が混在しています。
深圧を行うと即効性はあっても、その効果の持続が難しく、
また、この状態がいつまで続くのか、ピークの高さはどのくらいなのかを推測することも非常に困難です。
この病気は進行性だと説明を受けた方は、「この病気はどんどん悪化する」という右肩上がりの直線的悪化を信じて不安や絶望を感じますし、実際の感覚としてもどんどん状態が悪化していきます。
炎症の影響で硬くなった筋肉に、疲労物質や発痛物質がたまってくると、どんどん足の動きが悪くなって、しまいには突然足が動かなくなることもあります。
この時期に手術を考えることは間違いではありません。
ですが、炎症のピークを過ぎ炎症後期(安定期)に入れば、やがて痛みや動きが改善します。
手術を受けたくない、または年齢的に手術を遅らせたいと考えている方には、この希望を持って、このつらい時期を乗り越えていただきたいと思います。
筋肉をほぐすことで、このつらい時期のダメージを軽くして、炎症の期間を短くできます。
いまの痛みがずっと続いていくことはありませんし、炎症も必ず治まります。
この時期に重要なことは、股関節を硬くしないように筋肉をほぐすことです。