能力の経過
変形性股関節症は進行性の病気ではありません。
いまの変形や痛みはいつまでも続いていくものではなく、炎症の収束に伴い徐々に落ち着いていきます。
では、立つ、歩くといった日常の動作はどのような経過を辿るのでしょうか。
変形性股関節症の経過は、徐々に悪化しピークを迎えた後、徐々に改善するという山のような形の放物線を描きます。
皆さんの能力は、この炎症の経過に反比例する谷のような形で推移していきます。
具体的には、能力は炎症前期に徐々に悪化します。
能力のラインは、坂道を下るように下向きになっていきます。
この時期に「今後歩けなくなるのではないか?」と不安になる方が非常に多いです。
しかし、炎症がピークを過ぎるにしたがって、能力のラインは上昇し始めます。
これは、炎症がピークを過ぎた頃から、徐々に痛みが改善して無理がきくようになるからです。
人間はよくできたもので、股関節痛がなくなってくると、自然と動く量も増えてくるものです。
そうなってくると、日常生活の動作が筋トレや可動域トレーニングになるので、筋トレを行わなくても筋力はついてきます。
少しずつ出来る動作が増えていくことが、自信になって、またちょっと無理がきくようになることを繰り返して能力のラインは上昇していきます。
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