炎症による痛み
炎症は傷ついた組織を修復するために起こります。
炎症が起きると痛みが発生するのは、その場所を保護して悪化を防ぐためです。
炎症による痛みは、発痛物質によるものです。
じつはヒトの体内には、痛みを発生させる物質が数多く存在しています。
組織が傷つくと、細胞からプロスタグランジンが生成されます。
プロスタグランジンは血管を拡げ、血液を増加させます。
この作用によって『熱、腫れ、痛み』などの症状が引き起こされます。
一方、血液中の液体成分である血漿からはブラジキニンが遊離し、知覚神経を興奮させることで痛みを発生させます。
ブラジキニンは最強の発痛物質といわれ、最も強い痛みを出します。
プロスタグランジンは、ブラジキニンと比べると発する痛みは弱いのですが、ブラジキニンによる発痛を増強させます。
他にもヒスタミン、セロトニン、アセチルコリンなどの発痛物質によって、痛みは増幅します。
炎症が起きると痛みだけでなく、発赤、発熱、腫れのため、関節が動かせない、筋力が出ないといった機能障害が起こってしまいます。
【お知らせ】
2020年2月13日(木)~2月15日(土)の大阪出張施術の予約を受付中です。
ご予約希望の方はこちらをクリックしてください。 ☞ 大阪予約サイト
どうぞよろしくお願いいたします。