脇腹の痛みと股関節
まずは皆様にお知らせがあります。
今まで1001号室で施術をしてきましたが10月9日から私の施術場所が変わります。
マンションの最上階である13階の『1302号室』へ移ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
股関節と腰は密接な関係にあります。
股関節の痛みと併せて腰痛を抱えている方は多いのではないでしょうか。
一口に腰痛と言っても、様々なケースがあります。
今回は腰の側面、脇腹の痛みと股関節の関係をみていきます。
『腰の片側だけが痛む』、『ひねると腰に響くような感覚がある』
このような症状には腰方形筋(ようほうけいきん)の硬さが影響しています。
腰方形筋は腰椎の両側にある長方形の深層筋です。
骨盤からはじまり腰椎と第12肋骨にくっついて骨盤を挙上する(持ち上げる)働きがあります。
この筋肉は脊柱の安定性に重要な役割があり、姿勢保持に大きく影響します。
では腰方形筋が硬くなるのは何故か?
それには中殿筋が関係しています。
中殿筋の働きは股関節を広げる『外転』運動です。
『外転』は、立っている状態では骨盤を地面方向に引っ張るように働きます。
なので中殿筋が硬くなって、力が出せなくなると骨盤が上に持ち上がります。
骨盤を水平に保てなくなることで、負担が増大するのが腰方形筋です。
中殿筋が働かずに、腰方形筋ばかりが骨盤を安定させようと頑張りますが、
過緊張状態が続いた結果、痛みが起こってしまいます。
このような場合、腰だけをほぐしてもスカッと治ることはないです。
中殿筋を緩めるのはもちろんのこと、どうして中殿筋が硬くなったのかを探る必要があります。