鼠径部痛症候群
鼠径部痛症候群って、聞いたことがありますか?
別名グロインペイン症候群といって、以前はスポーツヘルニアと呼ばれることもありました。
サッカー選手によく起こり、キック動作でお腹に力を入れたときに鼠径部に痛みが生じます。
他にも、内転筋の近位部(付け根部分)や下腹部など股関節に近いところに痛みがでます。
鼠径部痛症候群になるのは、体幹から脚にかけての可動性・協調性が何らかの原因で失われて、
股関節や骨盤が機能しなくなるからです。
治療のポイントは全身の協調性にあります。
上半身と下半身の協調性を高め、バランス良く全身を使えるようにすることで股関節の負担は軽減します。
サッカーであれば股関節だけでボールを蹴るのではなく、全身を使ってボールを蹴るという動作を身に付けることが重要です。