股関節痛の原因
股関節痛の原因は、2つあります。
それは股関節内に起こる炎症と、その炎症の影響を受けた筋肉の病気です。
股関節の炎症は、関節包という股関節の袋の中で起こります。
炎症の原因は様々ですが、足を滑らせて踏ん張った、運動中に股関節を捻ったなどで、
誰でも股関節内に炎症が起こります。
炎症が起きると反射的に筋肉は縮んで硬くなり、やがて筋肉自体からも痛みを発するようになります。
これが筋・筋膜痛症候群と呼ばれる筋肉の病気状態であり、もう一つの股関節痛の原因です。
レントゲンを撮っても、病気状態の筋肉は写りませんから、骨や軟骨に少しでも異常があれば、
それが股関節痛の原因と診断されてしまいます。
ですが人の体は、骨や軟骨だけで構成されているわけではないので、問診や触診も行い、
股関節痛の原因を絞り込むことが重要です。