早い段階でほぐすことが大切です
【お知らせ】
新型コロナウィルス感染拡大の影響を考慮し、5月の札幌出張(5月21日~23日)は中止とさせていただくことになりました。
現在、北海道は感染者数の増加傾向にあり、この状況下でご来院いただくことは困難であると判断いたしました。
既にご予約をいただきました方々には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。
筋肉をほぐすことは痛みのコントロールだけでなく、筋肉の柔軟性を維持するのにも役立ち、その結果
股関節の可動域を維持することにつながります。
股関節痛を感じ始める炎症前期は、痛みに加え、関節の可動域が徐々に狭くなっていくことが多いです。
この時期はとにかく股関節を硬くしないことだけを考えてください。
股関節の悪化を最小限に抑えるため、しっかりと筋力をほぐすことを最優先すべき時期です。
炎症のピークさえ過ぎれば、炎症の減少に伴い自然と筋肉も緩んでくるので、それほど注意しなくても関節の可動域は狭くなりにくくなります。
炎症がピークを過ぎて炎症後期に入ると、筋肉の痛みも徐々に改善してきますので、自然と動けるようになり無意識のうちに筋肉はついてきます。
炎症前期に股関節痛が増大することによって活動量が減り、足をかばったために低下していた筋力は、炎症後期に股関節痛が減少することによって足に体重をかけられるようになり、活動量が増えるにしたがって徐々に増加します。
股関節炎だから筋力が低下したわけではありません。
ただ単に筋力は活動量に比例して減ったり増えたりするだけなのです。
炎症のピークを越えて、炎症の改善と共に筋肉も緩んでくれるように、早い段階から定期的に筋肉をほぐしておくことが大切です。